緑茶は、紅茶やウーロン茶と違い発酵させない為、お茶の中では血中脂質を減らす茶カテキンを最も多く含み、癒し成分であるテアニン、ポリフェノールなども豊富に含みます。一方でカフェインも多く含む為飲み過ぎには注意が必要です。眠気覚まし、高齢者の起立性低血圧予防、癌予防(膀胱がん、食道がん、卵巣がん、胃がん、膵臓がん)、パーキンソン病予防、高脂血症、子宮頸部形成異常、高血圧予防、高齢者の食後低血圧、結腸がん予防などに有効性があるとされています。お茶はほとんどの成人に安全で、緑茶抽出物の使用も短期間であればほとんどの人に安全なようです。胃のむかつきや便秘を生じるケースもあるようです。1日に5杯以上飲むと、お茶に含まれるカフェインによる副作用が生じる可能性があります。頭痛、緊張感、睡眠障害、嘔吐、下痢、刺激、不整脈、震え、めまい、耳鳴り、痙攣、意識混濁など軽いものから重度の副作用なで症状は多様です。お茶のタンニンが食物からの鉄吸収を妨げる可能性があります。妊娠授乳中の方は少量に留めてください。過量のカフェインは早産や出生時低体重を引き起こす事があり、胎児にとって有害です。キノロン系抗生物質、避妊薬、エストロゲンを含む薬、鬱を改善する薬(MAO阻害薬)、血糖値を下げる薬、肝臓に有害な作用を示しやすい薬、血液を固まりにくくする薬を服用している方は飲み合わせにご注意ください。